2009年3月28日土曜日

たまには昔を懐かしむ…

たまには料理を離れて、旅の思い出話など…。 写真をクリックすると、見やすくなります。

写真はネパールのカトマンズ。

規模は小さかったけれど、シヴァ神の為のお祭りだそうです。真ん中に座ってる灰色の子供がシヴァです。シヴァは、体中に灰を塗っているのだ。ヒンズー教では、牛はシヴァ神の乗り物だから大事にされます。実際は、結構邪魔者扱いされとるけどね。野良牛多いし。

シヴァの子供がガネーシャです。頭が象の人ね。因みに、乗り物はネズミ(元は悪魔だったけど、ガネーシャにやっつけられた)。
最近、本やらドラマにもなりましたね。日本で言うところの『まねき猫』みたいな存在です。商売繁盛の神様みたいな感じかな?

何でシヴァの子供が象なのかいな?

これには、2つの説があります。

どっちも「何だかな~…」と、突っ込みどころが満載ですけどね(笑)。

  <第一の説>
ある日、シヴァとその妻のパールヴァティーが仲良く散歩をしてました。そこで、たまたま象が交尾をしているところに出くわし、興奮した二人は、自分達も象の姿に化けてイタしたのです。
そしたら、生まれた子の顔が象だった。


  <第二の説>
仕事の為、長期間家を空けなければならなくなったシヴァ。当然、パールヴァティーは不安です。
そこで、自分の体の垢をこすって人形を作り、命を吹き込みます(…日本にもあるよね、こんな話。アカ太郎かよ!)。

「これから私、お風呂に入るから、その間誰も家に入れるんじゃないわよ?」との命令に従い、アカ太郎…じゃない、ガネーシャは門番します。

ところが、シヴァが帰ってきたのですよ。当然、見知らぬ間の男二人は大喧嘩になります。最後には、シヴァがガネーシャの首を刎ね、決着がついたのですが、今度はそれを知った妻のパールヴァティーの怒りが収まらない(←つ~か、外でそんな死闘が繰り広げられてるのに、呑気に風呂入ってるなよ)。

妻のご機嫌を取るために、部下に「この先を真っ直ぐ歩いて、一番最初に落ちてる動物の首を拾ってこい」と命じました。
それが、たまたま象だったの。その象の首を付けて生き返らせ、自分達の子供として育てたのです。


落ちてた動物が、他のもんだったらど~すんだべ~!? 昆虫とかは無しなの?


シヴァとパールヴァティー。
シヴァの頭から出ている水は、ガンジス川の女神が取り込まれているから。写真をクリックすると、女の人がいるのがわかります。

生意気なことをシヴァに言って、怒られちゃったんだってさ。

二人の下には、『シヴァリンガ』が置いてありますね。シヴァのシンボルみたいなものです。男性器が、女性器に挿入しているところを、女性の子宮側から見たように表されています。



   



シヴァ一家。牛もいるし、ネズミもいるでしょ?
パールヴァティーの乗り物は孔雀です。


うろ覚えな部分もありますので、間違いがあったら訂正お願いします(笑)。


    (ハルクママ)

2 件のコメント:

やまちゃん さんのコメント...

こんにちは~、
おととい東区のメロレストランへ行ったら、いつもはディナー客をほとんど見かけたことのない店内にネパール人団体客が15名ぐらい来てました。

しばらくすると、お客同士で討論というか口論みたいなことが始まって、僕らは言葉が分かんないけれど緊迫してるなあという様子は分かったんですよね。

マスターが仲裁やらなだめに入ったあげく僕らのテーブルにお詫びに来て、どうも政治の話で白熱してたみたい。

ネパールは歴史ある国家だけど王制が倒れてからはまだまだ若い国家とも言えるので母国の先行きにはみんな関心があるのだなあと理解しました。

ちょっとやかましかったのは事実だけど、若い人たちが国のことで熱く激論を交わすのは頼もしいのかもと思いましたね。

ハルクママ さんのコメント...

やまちゃんへ
まぁ、何だかんだ色々ある国ですよね。
でも、みんな良い人たちなんですよ。
悪いことを商売にしている人達も、何だかものすごく親切だったりするし(笑)。
旅の話をすると、色々ありすぎちゃって止まりませんよ~(苦笑)。