たまには料理を離れて、旅の思い出話など…。 写真をクリックすると、見やすくなります。
写真はネパールのカトマンズ。
規模は小さかったけれど、シヴァ神の為のお祭りだそうです。真ん中に座ってる灰色の子供がシヴァです。シヴァは、体中に灰を塗っているのだ。ヒンズー教では、牛はシヴァ神の乗り物だから大事にされます。実際は、結構邪魔者扱いされとるけどね。野良牛多いし。
シヴァの子供がガネーシャです。頭が象の人ね。因みに、乗り物はネズミ(元は悪魔だったけど、ガネーシャにやっつけられた)。
最近、本やらドラマにもなりましたね。日本で言うところの『まねき猫』みたいな存在です。商売繁盛の神様みたいな感じかな?
何でシヴァの子供が象なのかいな?
これには、2つの説があります。
どっちも「何だかな~…」と、突っ込みどころが満載ですけどね(笑)。
<第一の説>
ある日、シヴァとその妻のパールヴァティーが仲良く散歩をしてました。そこで、たまたま象が交尾をしているところに出くわし、興奮した二人は、自分達も象の姿に化けてイタしたのです。
そしたら、生まれた子の顔が象だった。
<第二の説>
仕事の為、長期間家を空けなければならなくなったシヴァ。当然、パールヴァティーは不安です。
そこで、自分の体の垢をこすって人形を作り、命を吹き込みます(…日本にもあるよね、こんな話。アカ太郎かよ!)。
「これから私、お風呂に入るから、その間誰も家に入れるんじゃないわよ?」との命令に従い、アカ太郎…じゃない、ガネーシャは門番します。
ところが、シヴァが帰ってきたのですよ。当然、見知らぬ間の男二人は大喧嘩になります。最後には、シヴァがガネーシャの首を刎ね、決着がついたのですが、今度はそれを知った妻のパールヴァティーの怒りが収まらない(←つ~か、外でそんな死闘が繰り広げられてるのに、呑気に風呂入ってるなよ)。
妻のご機嫌を取るために、部下に「この先を真っ直ぐ歩いて、一番最初に落ちてる動物の首を拾ってこい」と命じました。
それが、たまたま象だったの。その象の首を付けて生き返らせ、自分達の子供として育てたのです。
落ちてた動物が、他のもんだったらど~すんだべ~!? 昆虫とかは無しなの?
シヴァとパールヴァティー。
シヴァの頭から出ている水は、ガンジス川の女神が取り込まれているから。写真をクリックすると、女の人がいるのがわかります。
生意気なことをシヴァに言って、怒られちゃったんだってさ。
二人の下には、『シヴァリンガ』が置いてありますね。シヴァのシンボルみたいなものです。男性器が、女性器に挿入しているところを、女性の子宮側から見たように表されています。
シヴァ一家。牛もいるし、ネズミもいるでしょ?
パールヴァティーの乗り物は孔雀です。
うろ覚えな部分もありますので、間違いがあったら訂正お願いします(笑)。
(ハルクママ)