2009年11月3日火曜日

かなりいい加減に作ったミートソーススパゲッティ

お昼時…。「何が食べたい~?」と、旦那に訊ねました。実のところ、リクエストを聞いたところで、冷蔵庫には殆ど何も残っていなかったのだけどね(笑)。
毎度のことだけど、「う~ん…、何がいいかなぁ」と、煮え切らない返答。
「スパゲッティはいかが?」と訊ねると、「あ~…いいねぇ、久しぶりに食べようかなぁ」。あら珍しい。普段、スパゲッティはあんまり好きじゃないと言ってたのにね。

言いだしっぺのくせに、慌てたのは私の方。ザルそばはいかが?と言っておけば簡単だったのに、と後悔する。
「どんなのが良いの? ニンニクと唐辛子?(一番簡単なので、これにしてほしい) それともトマトソース系?(一応聞いてみただけ)」
クリーム系は、絶対選ばないのが分かっているので、あえて聞かないの。

お願い!! ぺペロンチーノを選んで下さいっ! との私の願いは見事に玉砕し、「トマトソース系!」の一声が部屋に轟く…。何で私のヤル気のない時に限って、いつもは食べないものを注文するのかしら、このヒトは!?

こうなったら仕方がないので、作りましたよ。まぁ、私もそろそろ食べたかったところだから、この際開き直った方が良いでしょう(笑)。

玉ねぎ 1個半 ・ 人参 2分の1個 をみじん切りにして、オリーブオイルで炒めます。手っ取り早く水分を飛ばすために、少量の塩を加えました。

水気がある程度飛んだところで挽肉を入れ、挽肉がポロポロになるまで炒めます。あんまり捏ねくり回さない方が、ポロポロになってくれますね。ある程度放っておけば、勝手にバラけてくれますよ。

そこに、ひたる程度の量の白ワインを投入し、肉がテカる程度まで煮ます。 ローレルも一枚入れた。

トマト缶(今回は、2人分として200ミリリットル。単に、余らかして冷凍してあったトマト缶を使っただけ)と、水で溶いたコンソメスープの素を加えて、更に煮ます。
最後に牛乳を加え、好みの感じのトロミになるまで煮ましたよ。牛乳入れると、まろやか旨い。

途中で味見して、塩を加え、味を整えます。

塩…。
少しずつ様子みながらだったけれど、いつもより思い切った量の塩を入れたらバッチリ味が決まってくれました。今まで、何となくユルい味付けのままでソースを仕上げてしまい、結局食べる時には物足りなく感じて塩を振りながら食べてた私は、要するに勇気がなかったのね。思い切りは大切です(笑)。

スパゲッティも茹で始めます。4リットル程度の水に、塩は大さじ3程度を目安にしました。

一度、きちんとグラムで量らねば!と思っていますが、ついついナマクラ調理法になってしまっています、面倒くさがりだから。塩の種類によって、同じ大さじ1でもグラム数が違うのは分かってるんだけどね~。

しかし、今回はこれで成功! 所詮偶然だけど(苦笑)、ちょうど良かった塩加減。

パスタ料理の味は、塩で決まるのよね。昔、ランチを食べによく通っていたお店(友人が働いていた)での出来事…。いつものように好物のパスタを注文し、ワクワクしながら一口食べると、味が無いに等しい。
そんなときに限って、「どう?美味しい?」と訊ねられる。タイミングが良いといえば良いよね。後で聞いたら、顔がおもいっきり歪んでたそうな。正直者といえば正直者なのね、私ってば。
向こうから訊ねられたのをいいことに、「不味い。味が無いんだけど、何で!?」と素直に答えるワタクシ。
友人が慌てて私の皿から味見をし、理由が判明。
パスタ茹でるときの塩を入れ忘れとったのじゃ。何たるケアレスミス!!
しかし、塩入れないで茹でると、ソースは旨くても、全体的にはここまで不味くなるものなのかと教えてもらったので、良い体験しましたね。
そんな貴重な体験が、私の料理に全く生かされてないのが残念だけどm(_ _)m。


トマトソースに、ほんの少しスパゲティの茹で汁を加えて馴染ませ、上に載せたら完成です。ソースと麺を混ぜ絡めさせようかとも思ったけれど、ウロウロしてるうちに麺がのびてしまうことを恐れ、手っ取り早く麺にソースを載せてから、チャッチャと写真を撮り、食べました。どうせ食べる時に麺とソースは混ぜるしね。

何だか色々書いたけれど、ものすごく適当に作ったんですよね。恥ずかしいくらい適当。

「お腹がすいてるから早く食べたい! まだ出来ないの~?」 と、焦らせるヒトがいるせいで、時間も足りなかったし(怒)。

しかも…、その出来栄えが美味しかったのが、これまた私の気分的には微妙なり。

レシピ調べたりして一生懸命作ったものより、チャッチャと適当に作ったものの方が旨いのよ、実のところ(半分くらいは不味いけどさ←それってダメじゃん)。 

当然、そんなもののレシピなんて覚えてないから、二度と再現できません。

まさしく、『一期一会料理』!! なのですよ。って…、やっぱりダメじゃん、そんなの(苦笑)。

   (ハルクママ)

3 件のコメント:

くんちゃん さんのコメント...

私の料理も基本は一期一会です
夫に褒められてリピートを希望されても
同じものは出せないと常に豪語しております
Σd(`∀´)オゥイェ!!

spoonful さんのコメント...

私は、料理は「当たり前」で作れなければおいしくできないと思っている。

「当たり前」とは「習慣化された主観」だ。

他人のレシピを見ながら作っているうちは「主観」ですらなく、自分の感覚だけで作っている単なる「主観」では、「習慣化された」とは言えない。自分の中で主観化されたレシピが、ある程度客観化できてこそ「習慣化された主観」となりうるのではないかと思う。

私は他人のレシピで料理を作る場合はできるだけ客観的に、自分のレシピで作る場合は、何をどれだけと聞かれれば答えられる程度には客観的に、作るように心がけている。

実に哲学的だ。満足、満足。でもこれではインド的世界観ではないんだなあ・・・。う~ん・・・。

何、わけのわからんこと言うとんねん。

酔っ払いおやぢは早く寝なさい。

おやすみ~。

ハルクママ さんのコメント...

くんちゃんさん
私も、旦那相手にはそれでいきたいと思います(笑)。
でも、リピートされるだけいいじゃん。ウチなんて、全然よ。何だかいつも微妙なんだってさ。私は旨いと思って食べてるのにさ~。
もしかして私が味オンチなんかしらん!?と心配している今日この頃…。
でも、野菜も魚も本音では好きではなく、食事は単なる健康のための栄養補給だと考えてるふしのあるヒトに、何を作ればよいのでしょうかね? もっと楽しんでほしい。私も楽しくないわいっ!!

spoonfulさん
さすが!! すごい世界観をお持ちでいらっしゃる!
色々作って作って作りまくらないと、そこまで思えないっすよね。
上の理由で自信を喪失しているワタクシメは、何だかフラフラしっぱなしですよ、グスン。
ナミダガデチャウ…、だってオンナノコだも~ん(笑)。